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未来の働き方を考えようー人生は2回、生きられるー

書評・映画

図書館で偶然発見したちきりんさんの著書。7年も前に出版された本だけど、今まさに私が求めている内容になっている!まるでこの本に導かれてやって来たみたい!?

わたしたちは、いったい何歳まで働くのだろう?

それって「年金が何歳から、どれくらいの金額が支給されるか」とか「自分の貯金資産がどれくらいあるか」といった経済状況にもよりますよね?

「死ぬまで長く働きたいか」と「一定期間働いたら、後は違う人生を送りたいか」のどっちかと聞かれたら、私は前者のほうを選びます。健康で仕事ができるならば、出来る限り長く働きたい。というか長く働くために健康でいたい、と思っています。

とはいうものの、健康なら80代になっても今の会社で働けるの?雇ってもらえるの?となると、会社員の自分が70代や80代になって今のデスクワークをやっている姿は想像できません。イメージできるのは、せいぜい60代前半くらいまで。65歳までは本人が希望すれば働ける、といわれていても、65歳まで働いた女性が社内にいないので、身近なモデルケースもありません。

コロナ禍でリモートワークを推進する企業も多いし、一方で経営難で廃業やリストラされる労働者のニュースもよく聞くし、今って本当に(イヤでも)働き方について考えなきゃいけない。

そんな時に図書館で見付けた、ちきりんさんの著書「未来の働き方を考えよう」。7年前に出版された本ですが、今の私にピンポイントで響きました。

次の10年で私たちの働き方は大きく変わるでしょう。それは今、20代の人も40代の人もそして今はまだ小さな子どもたちも避けては通れない本質的な変化となるはずです。

「働き方を考えよう」といわれても、自分は今、会社員だしフリーランスとしての働き方とかは考えていません。

ちきりんさんが推奨する働き方として、職業人生は二回選ぶものと考える

これは、一生の間にふたつの異なる働き方を選べるものだと考えよう、ということです。

具体的には、働く期間を「20代から40代後半までの前期職業人生」と、「40代後半以降の後期職業人生」に分けますが、この考え方は、とっても気がラクになります。この「一生の間に、2パターンの職業人生をおくる」という考え方は、寿命が延びる中で正解の見えない時代を生きる人にとって、様々なメリットがある、とてもいい案だとちきりんさんは考えます。

コロナ禍では「今後の働き方を考えざるを得ない」状況になってしまいましたが、この「職業人生は二回選ぶもの」という考え方で、今まさに二回目が来たんじゃないか、と思いました。

また、ちきりんさんが考える「ワークライフバランス」とは
人生のどの期間に、仕事と家庭と個人の趣味のどれに、どの程度ずつ時間を割り当てるのか、ということを、本人が決められることであり、自分自身でワークとライフのバランスを、一定の自由度をもって設計できることを言うのです。

ワークライフバランスとは

人生のどの期間に

仕事と家庭と個人の趣味のどれに

どの程度ずつ時間を割り当てるのか

ということを、本人が決められること

また具体例として、「人生の半分を東京、残りの半分を故郷で働くとか、最初は一般企業、後半は非営利団体で働く、もしくは、前半は仕事、後半は家族中心の生活など、自分の意志でそのバランスを決めていけるのが、あるべき姿です。

このように人生の途中で働き方をリセットし、自由に新たな人生設計ができれば、それが本当のワークライフバランスの実現につながるのです。

人生設計の設計者は自分自身なんですよね。地方で働く、となれば都会よりも生活費は少なくて済むし、設計図を見ながら、収入源をどうやって確保するかを考える。

この本を読んで、私自身の第二の職業人生は「リモートワークできる環境で働く」と決めました!今このタイミングでこの本に出合えて良かった!ちきりんさんに感謝です。

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